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地位協定をどうするか?-日本国首相に今やってほしい2つのこと① [統治論]

またもやご無沙汰しました。

気がつけば伊勢志摩サミット開催、またオバマ大統領も広島で演説するらしいので、私も
今、言っておきたいことを急いで発信することにする。

沖縄ではアメリカ軍軍属が日本人女性に性的暴行をした上、殺害して遺棄するという痛ま
しい事件が起き、あらためて沖縄米軍基地のあり方や日米地位協定の不平等性が大きな
問題となっている。

サミットに先立ち5月25日夜、オバマ大統領と安倍首相の日米首脳会談の機会がもたれた。
安倍首相は今回の沖縄の事件に関して「断固として抗議」し、オバマ大統領は「心の底か
らのお悔やみの気持ちと、深い遺憾の意」を表明した。新聞には、オバマ大統領は通常
使われることのない最上級の哀悼の表現をしたとか外交語の修辞学解釈が載っていた。
(読売新聞)

だけど、言葉の上ではなんとでも言えるさ、新聞上の解釈を読んで私たち日本国住民も
「ふむふむ」とか納得してる場合じゃないのだ。

もとより大事なのはそれぞれ国家運営の責任者として具体的に何を為すか!であって、
そこにこそフォーカスすべきである。

日本とアメリカは経済上また政治・軍事上でも重要なパートナーである。

しかし、そのことから日米の安全保障条約やそれに付随する国家間合意を絶対とみなし、
改定すべからざるものと、硬直して考える必要はないはずだ。

時代の状況に応じて、関係性が変わってくれば条約の見直しにも言及していいはずだ。

沖縄では時々米国軍関係者による犯罪が起きるが、アメリカ側が容疑者の身柄を拘束し
てしまうと、思うような捜査ができないことがある。

沖縄県民からすれば、アメリカ側は毎度綱紀粛正を言うが、変わらないじゃないか?
別に基地に足を踏み入れたわけでもないのにおかしい!ということになる。

「私は、在日米軍兵や軍属が日本国内で犯した犯罪を、日本国内の法律に則って日本国
で裁くことが主権を持った法治国家としてのわが国のあるべき姿だと思う。安全保障
条約下においても、その原則は守られるべきだと思う。今回の事件をよい機会として、
日米地位協定をゼロベースで見直しませんか?これは日本国民の生命に責任を負う私の
使命なのです。」

こういうことは言ってほしい。

しかしながら、現実はどうか?

今回の日米首脳会談では、安倍首相は沖縄県の翁長知事が求める日米地位協定の改定に
は言及せず、地位協定の「運用の改善を具体化し、あるべき姿を不断に追求していく」
と、アメリカと妙に歩調の合ってしまう発言をしていた。

一体どちらに向いているのか?



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