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津波シェルター-ドラえもん会議③ [私の提言]

地震が起きて、次に津波が襲ってくることが予測される場合、想定される津波の高さに対応して、予めスーパー堤防を築いたり、日常生活において避難訓練を行っておくことは、意味のあることである。

しかし今回は堤防の高さを上回る津波に襲われたり、避難誘導を行うはずの役場職員が早々に津波に飲みこまれてしまったりetc.・・・想定外の出来事が起きたということがわかってきた。

私たちは防災の設計はあらゆる「想定外」を想定して、三重・四重の対策を講じておくことが大事だと、あらためて認識させられた。

津波を防いだり、津波から逃れることは大事である。
私が思うのは、それに加えて「津波に流されても生存できる」ことも真剣に考えてみたらどうかということだ。家屋にゴムボート、浮き輪、ライフジャケットといった類の船に常備している救命具を備え付けるのも一案だ。

さらに進めて安全にかつより高い確率で生存をサポートするものはないか?
そう考えた時に「津波シェルター」というアイデアが浮かんだ。

「津波シェルター」はどんな建築様式の家屋にも取り付けられる汎用性があって、いざ津波が襲ってきた時は津波の力によって、取り付けた建造物から自動的にはずれて、ぷかぷかと海に浮かぶようにするのだ。海面を漂っていれば、救助対象として発見しやすいだろう。また発見が少々遅れても大丈夫なように飲料水や食料をシェルター内に備蓄しておくのだ。

シェルターは普段の生活で使わない部屋だと、案外物置になってしまったりして役に立たない恐れがある。ワインセラーやオーディオルームなど趣味性の高い部屋というのも多くの日本人に馴染むものではない。そう考えると日常生活で頻繁に使用して、なおかつシェルターに転用できそうなものとして「ユニットバス」というアイデアが浮かんだ。

ユニットバスならばすでにモジュール化している上、津波災害対応の機能を規格化して付加していきやすいと思われる。

今回の津波は様々なものを飲み込んで黒い水となって押し寄せてきているから、飲み込まれたら視界ゼロだろうし、鉄筋建ての建物をなぎ倒すほどの巨大なエネルギーを持っているのだ。ライフジャケットや救命ボートではあまりにも心許ない。やはり堅牢な造りのシェルターを用意した方が安心・安全である。また避難所生活の困難はトイレに始まり、トイレに終わるとも聞いている。その点ユニットバスがシェルターとなれば、どうやって屎尿処理するか技術上の問題はあるにせよ、通常備え付けのトイレを転用できるのは大きなアドバンテージである。






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